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*上のムービーは、大阪市立大学理学部附属植物園の歴史と、きさいち植物園ファンクラブのパンフレットを元に「環境フェスタ2010in交野」において、アピールしたものです。

 

■ファンクラブ設立の思い

大阪市立大学理学部附属植物園(きさいち植物園)の緑とそこに育ま

 れる多様な生物からなる自然を宝と考え、これを守り後世に残す

・ きさいち植物園の魅力を伝え、きさいち植物園を活用して自然と親しみ、

  楽しみ、学び、会員相互の親睦をはかる

・ 植物研究・教育・啓発・癒しの場としての植物園の一層の発展を市民の

 立場から支援する

 * 詳しくは下記の趣意書pdfをお読み下さい

 ・趣意書pdf

 ・会則

 

 

■きさいち植物園はこんなところです

1.大阪市内から30分で訪れることができます

 

    地図はこちら

 

2.日本の代表的な11種の樹林が見られます

  ①海岸型照葉樹林
   九州・四国・本州の照葉樹林帯の海岸に分布する

  ②タブ型照葉樹林
   タブノキ・クスノキを主とし、海岸に近い山地に分布する

  ③シイ型照葉樹林
   ツブラジイ・スダジイ・アラカシなどから構成する

  ④低地カシ型照葉樹林
   イチイガシ・ツクバネガシなどからなり、主に関西以西の湿潤な環境

   に分布する

  ⑤高地カシ型照葉樹林
   ウラジロガシ・シラカシ・アカガシなどから構成する

  ⑥温帯南部型落葉樹林
   ブナ・ミズナラ・ケヤキなどから構成する

  ⑦温帯北部型落葉樹林
   シナノキ・イタヤカエデ・ミズナラ・ハルニレ・ハリギリ・カツラ

   などから構成され、北海道の温帯に分布する

  ⑧ヒノキ・サワラ型針葉樹林
   暖帯から温帯にかけて分布する(スギ、ヒノキの天然林はこの型に

   属す)

  ⑨暖帯型落葉樹林
   クヌギ・コナラ・アベマキ・シデ類などから構成する

  ⑩モミ・ツガ型針葉樹林
   暖帯中部の照葉樹林と温帯下部の落葉広葉樹林の間に分布する

  ⑪アカマツ型針葉樹林
   本来は花崗岩地帯の乾燥した尾根筋や急斜面に小面積状に分布する


  日本に自生している約600種の樹木のうち、約250種を展示して

  います??

   常緑広葉樹―クスノキ、タブノキ、シイノキ、イスノキ、モチノキなど?

   落葉広葉樹―イイギリ、アベマキ、ホオノキ、トチノキ、カツラなど?

   針葉樹―ヒノキ、サワラ、モミ、ツガなど


3.四つの尾根と三つの谷で構成する起伏に富んだ地形です


4.メタセコイアと大くすの木が歓迎してくれます

「緑のメタセコイア」春から夏にかけてぐんぐん成長 08.6.27撮影

「夕陽を受ける冬のメタセコイア」月がかかっています 07.12.20撮影

 

60年前に寺村から移植された楠も大きく育っています

 

 

■ファンクラブ

 ・設立 2007年11月 

 ・会員数 600名(2009年4月)

 ・代表 金井良輔(彫刻家・四條畷高校教論)

  副代表 田口周平(S.エバンスの写真日記帳

  スタッフ 丸田道子、辻井房子

 ・eメール:kisaichbgfcstaff@gmail.com

 ・年会費:一般会員 一口1,000円、賛助会員 一口10,000円

  振込先 ゆうちょ銀行 総合口座00960-8-141322

      口座名義 きさいち植物園ファンクラブ

 

 

■「まるごと」を「のこそう」

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 金井良輔(個展作品の前で)

 

■ 子どもたちにまるごと残そう植物園
 昨年は、会として目覚ましい成長の1年でした。主催イベントが定例化し、 リピーターが増えました。植物園の入場者増の一端を担えたと思います。
特に会員講師による講座がいくつもできました。
同時に催しの度に鮮やかな運営手腕を発揮していただける、事務局スタッフの手際の良さは目を見張るものがあります。
会員の能力の高さと大きさに驚くばかりです。そして会員が増えました。
共感がより拡がったことの証です。心から感謝いたします。
植物園の借地問題はまだ暗中模索です。
しかし、地域や行政・議会にいくつかのチャンネルが新たにできました。
これも嬉しくありがたいことです。私たちは、植物園のことを考えながら、実は世の中の仕組みやありかた、価値観といったもっと大きくて漠然としたものに向かっているのだと思います。
ファンクラブは、「今、守らないといけない本当に大切なもの」がどういうものかを理解している人たちの集まりです。
その私たちの地道な活動が、少しずつ行政や地域、 人々の心を動かせているのです。
課題はまだまだ数多くありますが、 皆様の力の集まりがきっと解決してくれることと信じます。
自信と誇りを持って、知的で格調高い活動を続けてゆきましょう。

■ 2つの研究プロジェクトについて 協力のお願い
 日本生命財団に植松先生が申請されていた「都市と森の共生をめざして-大学附属の森の植物園からの提言」が採択されました。
このことは、昨年10月の会報9号で概要が報告されています。また、学術振興会(文部科学省の外郭団体)の科学研究費プロジェクトとして、植松先生の「市民参加による大学附属植物園を利用した環境教育プログラムの開発」が採択され、どちらもすでに動き初めています。
 研究の主な柱は次の4つです。①森の環境への貢献度を具体的に計測する。②生き物調査。③植物園における草本の植物の生育についての調査。④基礎研究に市民も参加し、その成果を再び市民に還元する。
 ファンクラブとして、特に④についての協力が求められています。例えば、2月の「巣箱づくりと設置イベント」は、巣箱を作ることから初めて、それを設置し、それを使う鳥の生態観察までやってみようというものです。また、3月の「木を測ろう」は、楠の伐採木を利用した伐倒調査で、樹高や幹回り、幹や枝・葉の重さなどを総合的に計測しようという、かなり大がかりな計画です。
 また、これまで実施してきた「鳥の観察会」や「森の観察会」は、そのまま環境教育プログラムの中に組み込めるものです。
 これまで私たちが植物園を舞台に様々なイベントを計画し実施してきたことが、ほぼそのまま、これらのプロジェクトの基礎研究につながると考えていいと思います。ファンクラブは、協力団体として、サポートしてゆきたいと思います。これまでにも増して、イベントへの参加と協力をお願いいたします。
(2010年1月14日、森からのたより10号より)
              

 


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